Sep 06, 2009

青空文庫ビューワー xjp2

Facelessさんのサイトの記事、青空昆布の開発を引き継ぎましたを読んで、青空昆布って何?と調べてみると、主に著作権切れの書物を無償で公開している青空文庫のテキストを PSP で快適に読む為のツールでした。今まで青空文庫というサイトの存在を知らなかったので、本好きのぽちはさっそく「アッシャー家の崩壊」のテキストデータをダウンロードして PC の emacs で読んでみましたが、ブログやメール、技術的な文書を横書きで読むのには抵抗が無いのですけども、どうも物語を読むのに横書きは雰囲気に欠けるような気がして落ち着きません。なんとか縦書きで読みたいと思って、Linux/UNIX向け青空文庫ビューワー xjp2 をソースからビルドするのに挑戦してみました。

IPAフォント使用時の xjp2 サムネイル

xjp2 は素敵な縦書きビューワーなのですけども、残念な事に出力の日本語文字コードが EUC-JP の決め打ちになっていて、UTF-8 の入出力に対応していません。その為、日本語文字コードの環境を UTF-8 にしているぽちんちの debian lenny では、毎回ロケールを

$ export LANG=ja_JP.EUC-JP

してからでないと xjp2 をちゃんと使う事が出来ませんし、元に戻すにはまた改めて

$ export LANG=ja_JP.UTF-8

しなければなりません。今時の Linux の日本語環境はどれも UTF-8 が基本になって来ているのでこれはちょっと不便です。需要が少ないというのが最大の理由だとは思いますがこの日本語文字コードの問題も、debianubuntu で xjp2 が debパッケージ化されていない理由のひとつなのかもしれません。C に詳しければパッチを書いて開発者の方に送るんですけれども、とてもそこまでの実力は無いぽち。誰か xjp2 を UTF-8対応させた上で、ロケールを見に行って出力の日本語文字コードを変えるようにしてくれないかなあ…。

Posted at 02:44 in linux | Comments/Trackbacks ()
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