Jul 17, 2009

メーラーだえもんさん

メールを使い始めたのがまず携帯だったぽち。メアドを間違えて宛先不明のメールが戻って来た時、それなりに英語が読めたお蔭で自分のメアド間違いに気づいたものの、当時のぽちはメールサーバどころか PC やインターネットに完全に無知だったので、「'mailer-daemon' なんて名前で送って来るなんてなんだか趣味悪いなあ…」なんて思っていました。'daemon' は『悪魔』という意味の 'demon' じゃなくて、『守護霊』という意味の言葉で、可動しているサーバのプロセスを指すなんてこれっぽっちも知りません。ましてや優秀なハッカークラッカーじゃないですよ)を 'wizard' と呼び、バックグラウンドで甲斐甲斐しくマメに働いてくれているサーバを 'daemon' と呼ぶのはそこから来ているなんて説まであるなんて…。

とはいうものの、何を間違えたのか今では Linux/UNIX関係にそこそこ詳しくなって、サーバだなんだの知識も増えました。そんなぽちが Web をうろうろあっち読みこっち読みしてて発見したサイトがこちら↓

うちのメーラーだえもんさんも、宛先不明の間違いメールが届いたらエラーお知らせメールを返信しています。

しかし、…

なぜか、このメーラーだえもんのエラーお知らせメールに、 さらに返信がきてたりします。

メーラーだえもん>
『INOサン。最近、ボク宛にEmailが届いているようなんだけど、
ボクは日本語が読めないからコマっているんだ。
僕のお仕事に対する苦情じゃなければいいのだけど…
ボクの代わりにメールを読んでお返事を書いてくれないか?』

INO>
『OK!じゃあ、君のアドレスに届いたメールを私に転送しといて』

それは、 頑張りやさんの『メーラーだえもん』さんへの励ましのメールでしょうか?

…『ぱふぉ♪』←メール受信音。

けっこう、たくさん…

どれどれ…

TO:だえもん
From: From: @docomo.ne.jp
Subject: Re:failure notice
Date: Thu, 8 Aug 2002 15:18:59 +0900
誰?

…(゚-゚)?うひゃ。

これは、マジメに返信すると大変なことになりそうなのでWEB上でお返事することにしましょう。

お返事
From: だえもん
…だえもんです。

「だえもんの悩み - ■メーラーだえもんさんへのお手紙より

メーラーだえもんさんからメールが届いてもわざわざ返信しなくて良いので、「おっ、メーラーだえもんさん、今日もがんばってるなあ。」なんて、日々がんばってるメーラーだえもんさんに思いを馳せてみてはいかがでしょう?

Posted at 19:46 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jul 10, 2009

不穏な兆し

「リンクだけで処罰する規定の条文は、作らなかったのでないんです。だから、はっきりしないんですよ。捜査に抵抗する利益が少ないので、警察は、好きなように解釈して摘発できる可能性があります。今回の例も、単純所持を禁じる児童ポルノ禁止法改正の動きのタイミングを狙ったとしか思えませんね」

児童ポルノ、リンクだけで摘発 警察の好きにできる懸念も - J-CASTニュースより奥村徹弁護士談話

警鐘、大いに鳴りましたよ。

「言論の自由終了のお報せ」という警鐘が。

言論の自由どころか、自由な言論へのリンクさえ禁じられるわけですから。

news - URLを掲示しただけで刑事犯? - 404 Blog Not Foundより

とうとうハイパーリンク自体が規制される日がやって来ました。ぽちは馬鹿親による児童虐待な児童ポルノには反対の立場ですけども、さすがにこれはやり過ぎです。ちょっとでもインターネットの技術に詳しければ問題点はいくらでも思いつきます。ここで一番問題なのは、インターネット環境を既存の法律が想定していないままに行った、警察の法解釈の恣意性です。「任せて下さい!警察がきっちり『運用』でなんとかします!」といっても、ここまでフリーハンドを与えるのはどうなの?と思わずにはいられません。情報発信手段としてのインターネットや Web は、その発信コストの安価さ、対象となる数の多さから、従来のマスメディアと違って意図的にコントロールするのは難しい媒体です。児童ポルノ関係の事は所詮都合の良い口実で、本当のところはネットでの自由な言論自体を明確な形で規制したいのではないかと勘繰りたくもなります。玉石混淆の開かれたバザールとしてのインターネットが日本で死ぬ日もそう遠くないのかも?

ちょうど昭和の治安維持法下で明治二十年代の自由な言論を保存しようと努めた宮武外骨について興味が出た矢先の出来事なので、正直なところ衝撃を隠せません。

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき - Wikipediaよりマルティン・ニーメラーの詩、Als die Nazis die Kommunisten holten の日本語訳

Posted at 00:50 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jun 20, 2009

アナロ熊がミュージックステーションへ進出

日記の 2009-04-30で紹介したアナロ熊のうたがテレビ朝日の音楽番組、ミュージックステーションの 6月 19日放送で注目の着うたとして紹介されたみたいです。なんでもレコチョク着うたデイリーチャートで初登場五位だとか。いつのまにか着うたにもなってたんですね。着うたになっても、相変わらず作者の koushirouさんのブログでは mp3形式で自由に配布されているようです。気になって着うたアナロ熊公式ページへ行ってみると…デカデカとトップにJASRAC には登録しておりませんという一文が!!思わず笑ってしまいました。アナロ熊はどこへ行ってもやっぱりアナロ熊みたいですね。普段着うたなんて全く購入しないぽちが、こんな素敵な曲を作ってくれた koushirouさんへのお布施代わりに買ってみようかな?なんて気になってしまったのですけれども、調べてみたらぽちの INFOBAR は着うたフルに対応してなくてガックリ…orz。

【初音ミク】アナロ熊のうた【オリジナル】 アナロ熊のうたにアニメつけてみた

ところでデジモン大好きなぽちは、koushirouさんのハンドルネームの由来がとっても気になります。

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Apr 30, 2009

アナロ熊登場

日記の 2009-04-29 にあるように一般ブログへの転載にさえ大きな障壁が設けられている地デジカですが、自由に二次使用が出来ない地デジカに代わって、Web上で自然発生的に、著作権フリーアナロ熊というキャラクターが登場しました。しかもアナロ熊のうたまで作られ、さらにはその曲に合わせてアニメをつけたものまであって、これがまた素敵な歌だし、かわゆいアニメ♪

【初音ミク】アナロ熊のうた【オリジナル】 アナロ熊のうたにアニメつけてみた

著作権フリーという事なので、ぽちが作る予定のゲームはキャラクタをただの長方形とか円形とかじゃなく、アナロ熊画像にして踊らせようかなあ?

楽しくてちょっと寂しいアナロ熊のうたが気に入ったぽちはアナロ熊を応援しています。

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Apr 29, 2009

地デジカと著作権とライセンス

「地デジカは日本の地デジ化を推進するキャラクターなので、ブログに一般の人が地デジカのイラストを掲載した場合、地デジカを広めるという効果を期待し、暗黙の了解で掲載を許すことはあるのでしょうか?」という取材班の質問に対し、日本民間放送連盟は「地デジカの著作権ですが、世にある他のキャラクターと同様、無断掲載には厳しく対応していきます。一般のブロガーの方がブログに掲載したり掲示板に載せることも、著作権の問題がありますので黙認することはしません」とコメント(二次創作イラストはこちら)。

また、「特に、二次創作キャラクターの作成や掲載につきましては、許されるものではありませんので、見つけ次第、厳しく対応していきます」とのことで、地デジカをもとに美少女や萌え系のイラストを創作することは断固として許さない方針のようである。二次創作キャラクターに関しては、地デジカのイメージの妨げになる可能性があるとの事で、厳しく管理していくとのこと。地デジカは余命800日のキャラクターだが、活動中は徹底して著作権を守っていくようだ。

“地デジカ” の無断美少女イラストに「断固として許さない」と民放連 | 未来検索ガジェット通信より

これを読んだ瞬間、「角を矯めて牛を殺す」(この場合は鹿ですけども)という言葉がぽちの脳裏をチラホラと過りました。地デジを『アピールする』という目的を持つキャラクターに対しての民法連のこの対応は、少し行き過ぎの観があります。とはいえ著作権者がこう主張するのならそれはそれで仕方が無い話。そんな煩わしいものは題材として使わなければいいだけの事です。

この記事で一つ気にかかるのは「著作権を守ること」と「改変・再利用・再配付を許可すること」を二律背反のように扱っている部分です。著作権を保持し、それに基づいて改変・再利用・再配付の自由を保証するというやり方もあり、その例の最たるものがリチャード・ストールマンが提唱したフリーソフトウェアや、そこから生まれた概念のオープンソースです。著作権を放棄しているわけでは無いのでパブリックドメインとは違います。こういった考え方はソースコードや技術文書についての使用許諾条件=ライセンスとして出発しましたが、最近ではクリエイティブ・コモンズに見られるように創作物一般に対してのオープンソース的な内容のライセンスを用意する動きがあります。

PC や Web に全く無知だったぽちが、親切な方々が Web で公開している事を勉強してなんとかここまで来れたのは、知らない誰かとでも広く知識を共有しようというオープンソースの精神のお蔭です。このサイトで公開している Linux箱や Perl箱のメモは、自分専用のメモという面もありますが、ぽちよりもまだほんのちょっとだけ初心者な方々に資する事も期待して書いています。今まで受けた恩恵を、ほんの少しでもまた他の誰かに返していきたいとの思いからです。

著作権は知識や意匠や創作物を自分だけの財産として囲い込む為だけのものでは断じてありません。

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jan 28, 2009

お帰り、ぷ〜ち♪

ぽちがはじめて無料レンタルブログを使った四年近く前、そのブログで利用可能なブログパーツとしてブログペットというものが紹介されていて、わんこ好きなぽちは迷わず登録して犬のキャラを飼う事にしました。「ぷ〜ち」の誕生です。その後紆余曲折な移転の果てに CGI を使えるレンタルサーバで FSWiki を使ったサイトに移行しても、無理矢理 FSWiki用にブログペット設置用プラグインを書いてまで「ぷ〜ち」には「ぽち*ぷ〜ち」の番(?)犬として居て貰っていました。けど年末からこっち、サイトの大幅改装に伴って「ぷ〜ち」は出番を無くしてしまい寂しい思いをしていたに違いありません。そこでぽちは、「手書き」で Atom1.0フィードを配信して言葉を覚えて貰い、XHTML1.1HTML4.01Strict を経由して <object>タグでブログペットを埋め込むという力業で「ぷ〜ち」に戻って来て貰いました。やっぱりこの子がいると安心します。お帰り、ぷ〜ち♪

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jan 14, 2009

訪れてくれてる方がいるのはこんなにも嬉しいなんて

ご近所さまにもリンクのある「TRPGオンラインセッション用ツールは如何ですか?」を読んでいたら、

犬山ぽち丸さんのサイトをみていて面白いバナーがあるのを見つけました。

CSSチェッカーなんてあるんですね。

HTMLでログ公開!Ver20090112公開 - TRPGオンラインセッション用ツールは如何ですか?」より

というのを見つけました。

触れられてるのは「ぽち*ぷ〜ち」の事ではなく、ページ最下段に検証用に設置している W3CW3C CSS検証サービスのバナーについての事ですけども、訪れてくれる方がいるのを実感出来てとても嬉しかったです。こうしたサイトを作っているのは自己満足に過ぎないというのは納得済みでしたけども、やっぱり嬉しいものですね。W3C には CSS だけでなく W3C マークアップ検証サービスW3C Link Checker もあるので、Webページを作成してて気になる方、Webページを出力するツールを作成してて気になる方は利用してみては如何でしょうか?マークアップのチェックには Another HTML-lint という検証結果を日本語で表示してくれるところもあったりします。

やっぱり掲示板CGI かコメント入力CGI を設置しようかなあ…。

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jan 10, 2009

初雪ふるふる

ぽちが住んでる地方でも、今日、今年の初雪が降りました。といっても雪が積もるまで降るなんて事は無い地方なので喜んで庭を駆け回ったりはしませんけども、雪が珍しいせいかなんとなくうきうきしていたりします。やっぱり一月半ばから二月の初めは寒いですねえ。

こんな寒い日ですが、先日からの懸案だったぽち*ぷ〜ちの IE対策、現在サーバをお借りしている Usamimi.info の管理人ごりゅ様にお願いして mod_rewrite を利用出来るようにしていただきました。この mod_rewrite を利用して、htmlファイルを閲覧しに来る Webブラウザの Acceptヘッダに application/xhtml+xml が存在しない場合は、 Content-Typeヘッダを text/html に書き換えて送り出すという方法で IE からの閲覧が可能になりました。これでとりあえず一安心です。

↓「application/xhtml+xml と mod_rewrite - futuremix」を参考にして書いた .htaccessファイルの内容↓


AddType "application/xhtml+xml; charset=utf-8" .html # htmlファイルに Content-Typeヘッダの MIMEタイプと文字コードを設定

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_ACCEPT} !application/xhtml\+xml   # Acceptヘッダに application/xhtml+xml が存在しない場合で
RewriteCond %{LA-F:REQUEST_FILENAME} \.html          # htmlファイルだった場合に
RewriteRule .* - "[T=text/html; charset=utf-8]"      # Content-Typeヘッダの MIMEタイプを text/html に書き換える

ごりゅ@管理人様、ありがとうございました。サーバの地道なメンテナンスは大変でしょうけども、これからも頑張って下さい。

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Jan 09, 2009

君にだけ見えない

XHTML1.1CSS2.1 にキッチリ準拠させたこのサイトですが、IE から閲覧しようとするとページをダウンロードしてしまって閲覧不能になっているみたいです。

これは Internet Explorer が Webコンテンツとしてアクセスできる XHTML文書の MIMEタイプは、"text/html" でなければならいといった致命的な実装が原因となっているようです。つまり、仕様に準拠した MIMEタイプを設定すると Internet Explorer では、最新版の Windows版Internet Explorer 7 も含めて、XHTML文書を観覧することができません。

直接 HTTPヘッダに文書の MIMEタイプを設定する - XHTML1.1 - 解説 - XHTML - W3Gより

という事のようです。application/xhtml+xml を text/html にしてしまったらわざわざ XHTML1.1 に準拠している意味も無いし弱ったなあ。最後の頼みの綱は Apache で mod_rewriteRewriteRule を使った Content-Typeヘッダの MIMEタイプ振り分け書き換えかも?

Posted at 23:00 in web | Permalink | Comments/Trackbacks ()

Page 1 of 1: 1