Jul 14, 2013
Flash Player を導入して Linux で『艦これ』を遊ぶ
2014/09/07追記:この記事を書いた当時とは違って、現在の艦これでは、以下の記事を参考にして Linux で艦これを遊ぶ事は出来ません。特に拘りが無い限りは Webブラウザに Linux版の Google Chrome を利用するのが Linux で艦これを遊ぶのには簡単です。(FireFox や Iceweasel等の他の Webブラウザで艦これを遊ぶ方法もあります。)
ぽち、相変わらずブラウザゲームの『艦これ』にハマっています。ユーザー数がとうとう十五万人を突破して、ブラウザゲームとしては破格のヒットになって来てるみたいですね。

明らかに Windows でも Mac でも無いデスクトップ画面を見ての通り、ぽちは Linux上で、具体的には debian wheezy上で iceweasel 17.0.7 という Webブラウザを使って艦これを遊んでいます。艦これは Flash Player を利用したゲームなので、当然、Webブラウザだけでは動きません。艦これを遊ぶ為には Linux向けの Flash Player を adobe の公式サイトからダウンロードして来て適切な場所に置いてあげる必要があります。

そこで「その他の Linux用.tar.gzファイル」を選択してダウンロードすると、install_flash_player_11_linux.i386.tar.gz というファイルがやって来るので、これを展開します。
$ tar zxvf install_flash_player_11_linux.i386.tar.gz
展開して出て来た libflashplayer.so というファイルが Flash Player の本体なので、これを /usr/lib/mozilla/plugins/ か ~/.mozilla/plugins/ に置いてあげると iceweasel で Flash Player が利用出来るようになります。
艦これもニコ動もこれでオッケー♪
ついでに、展開して出来た usr/bin/flash-player-properties も /usr/local/bin/ か実行パスを通した ~/bin/ に置いておくと便利です。
Sep 23, 2012
Linux で卓m@s動画を作ってみた
随分前に Linux でファー・ローズ・トゥ・ロードの卓ゲm@ster動画を作って途中で挫折した事がありました。最近、当時の動画の断片や素材を発掘したので、これを機会に頑張ってきちんと作ろうなんて思って毎日少しずつちまちま作っていたりします。そこで、ぽち的卓m@s動画作成手順を簡単にメモしてみました。今更言うまでもありませんけども、ぽち環境は Debian/GNU Linux 7.0 wheezy です。
使っているツールは
です。
まずは gimp で 640x360 の画像を作成して pngファイルの画像としてエクスポートします。
次に pngファイルの画像を mpgファイルの動画にエンコードします。
$ ffmpeg -f image2 -loop 1 -i scene_001.png -c:v mpeg1video -t 8 -b:v 4000k -r 30 -an scene_001.mpg
例では一枚の pngファイルから、ビットレートを 4000kbps に フレームレート を 30fps にした 8秒間の MPEG-1動画を作成しています。
そしてたくさんの png画像から作った mpg動画をファイル名の番号順に cat で連結します。
$ cat scene_*.mpg > movie.mpg
完成した movie.mpg を avidemux に読み込んで動画時間の長さを確認し、audacity でそれと同じ長さのステレオで無音のオーディオトラックを作成します。具体的には、audacity の[ジェネレーター]→[無音]で継続時間を尋ねられるので、フォーマットを時:分:秒.ミリ秒に設定して動画時間の長さを入力すると、モノラルで無音のオーディオトラックが作られます。これをもう一度繰り返すとモノラルで無音のオーディオトラックが二つ出来上がり、[トラック名の下向き三角]→[ステレオトラックの作成]でステレオで無音のオーディオトラックが出来上がります。
後は movie.mpg を読み込んだ avidemux で音を付けたいフレームの時間を確認しながら、ベースとなるステレオ無音オーディオトラックの適切な時間に audacity で効果音や BGM を貼り付けて wavファイル、movie.wav として書きだせば完成です。
そして最後にこんな感じで動画と音声を連結して、アップロード用動画にエンコードしてあげます。
$ ffmpeg -i movie.mpg -c:v libx264 -b:v 400k -r 30 -pass 1 -passlogfile passlog -an /dev/null $ ffmpeg -i movie.mpg -i movie.wav -c:v libx264 -b:v 400k -r 30 -pass 2 -passlogfile passlog -c:a libfaac -ar 44100 -ab 128k -y upload.mp4
May 13, 2012
FFmpeg で静止画から動画を作ってみた
少し前に、アニメ『坂道のアポロン』の舞台探訪(聖地巡礼?)写真を撮影してスライドショウ動画を作り、ニコニコ動画にアップロードしました。
撮影した画像の切り出しや縮小には GIMP を、動画の連結には Avidemux を使っていますけども、jpeg形式の静止画から mjpeg形式の動画の作成と最終的なアップロード形式への変換には FFmpeg を使っています。
ここで挙げているのは FFmpeg 0.10.2 で jpeg画像を mjpeg動画にする例です。FFmpeg はバージョンによってコマンドオプションの使い方がわりと違っていたりするので気をつけましょう。
$ ffmpeg -f image2 -loop 1 -i hachiman.jpg -c:v mjpeg -sameq -t 10 -r 1 -an 01_hachiman.avi
こうすると mjpeg形式でエンコードされ avi のコンテナフォーマットに入った動画が出来上がりです。tオプションでは秒単位で動画の長さを指定しています。素のままの数字は秒で受け取りますが hh:mm:ss.ms での指定も出来たりします。
May 29, 2011
Open JTalk の Mei (Normal)用コマンドオプションを変更
以前ぽち*ぷ〜ちの Open JTalk で音声合成して日本語テキスト読み上げに debian squeeze で Open JTalk を導入して音声合成をする方法を書いていましたけども、HTSボイスに Mei (Normal) を使った場合だとコマンドオプションが良くなくてあまり綺麗な声には出来ませんでした。ところが以前ニコニコ動画にアップした Open JTalk音声合成動画のコメントで、Mei (Normal) がもっとずっと綺麗な声になるオプション例を公開している、
というサイトを教えていただきました。早速そのオプションを取り入れて音声合成してみた結果がこちらです。
まだまだ Open JTalk のデモサイトの調整には及びませんけども、ちょっとびっくりするくらいに綺麗になりました。
May 01, 2011
日本語テキスト音声合成システム Open JTalk
今までぽちたてを作ってみたりしてテキスト縦書きビューワーにばかり関心を持っていましたけども、最近は音声合成での日本語テキスト読み上げにも興味が出て来ました。Linux で使えて日本語で音声合成が出来るものには、
があるようです。
AquesTalk や AquesTalk2 は、その音声ライブラリが、ゆっくり声の SofTalk の内部で使われているので有名なのですが、プロプライエタリなものなので無償利用可能な評価版には「ナ行、マ行」の音韻がすべて「ヌ」になる制限があるから使えません。一方、オープンソースな Galatea Talk は、最新リリース情報を見ると開発が二年以上停滞しているようです。そこで同じオープンソースなもので、比較的活発に開発され、MMDAgent などにも組み込まれている Open JTalk を試してみる事にしました。
の記事を参考に、無事に debian squeeze でもビルド出来ました。あまり期待していなかったせいか、予想よりも良い感じに日本語テキストを読み上げてくれます。配布されている作成済みのボイスデータは男声だけですけども、女声のボイスデータが必要なら、同じ Open JTalk を使っている MMDAgent の Sample Script に含まれている、メイのボイスデータが流用出来ます。
2011年 5月 3日追記:ぽち*ぷ〜ちの Open JTalk で音声合成して日本語テキスト読み上げに debian squeeze で Open JTalk を導入する方法を書きました。
2011年 5月 4日追記:
Apr 13, 2011
Linux でゲームを遊ぶ - かいてんパティシエ!とグリーンアイランド
ぽちたて作りがぽちの実力不足で滞ってしまったので、気分転換にゲームで遊んでみる事にしました。ぽちは Linux の入った PC しか持っていないので、遊ぶゲームは当然 Linux のゲームです。Linux のゲームというと海外のものしかないという印象ですけども、日本でも Linux でビルド出来るゲームを作っている方がいらっしゃいます。
今回遊んでみる事にしたのはこれ。
DirectX ではなくてクロスプラットフォームなライブラリの SDL を使っているので、上手く行けば Windows だけじゃなく Linux でもソースコードからビルドして遊べる筈です。ダウンロードのリンクにはそれぞれ Windows とかしか書いてありませんけども、それは同梱されているビルド済みバイナリの話で、実はソースコードがきっちり入っていて Linux向けの Makefile まで準備されています。紆余曲折はありましたが、C の初歩の初歩のほんのさわりしかわからず Makefile の書き方なんて全然知らないぽちでも何とかビルド出来ました。かいてんパティシエ!の二倍ウィンドウやグリーンアイランドは、古過ぎるぽちPC のパワー不足のせいで少しモッサリした感じになってしまいましたけども、充分楽しく遊べます。もっと SDL を使ったゲームが増えるといいなあ。
具体的な紆余曲折はぽち*ぷ〜ちの Linux箱に書く予定です。

D.Kさん、Linux でも動くかわゆくも楽しい、素敵なゲームをありがとうございます。
Mar 28, 2011
OS を lenny から squeeze へ
遅れ馳せながら Debian GNU/Linux 5.0 lenny だったぽちPC の OS を最新安定版の Debian GNU/Linux 6.0 squeeze にしました。ついでに /usr/local/bin/ にインストールしていた Perl も最新安定版の 5.12.3 へと少しだけバージョンアップ。ぽち*ぷ〜ちに置いてあるメモ類も順次 squeeze で確認を取って更新していく予定ですけども、暫くの間は lenny で確認したメモと squeeze で確認したメモが混在しちゃうかもしれません。
今後の予定としては、バージョン 2.2.6 以前とは API が大きく変わった新しい SDL Perl 2.5x系についてや、lenny ではビルド出来なかった Linux向け青空文庫ビューワー xjp2 の 2.9.x系についてのメモを書いてみようかなんて思っていたりするので、暇を見つけて書いて行こうっと。
Sep 17, 2010
ドイツ語やフィンランド語でメールを書きたい!(夢)
ドイツ語やフィンランド語を勉強していると、ドイツ人やフィンランド人のお友だちも居ないのに、メールで文通してみたくなります。メールを書くにはドイツ語やフィンランド語の特殊な文字を書けないといけないのですけども、日本語配列のキーボードではそうした文字をどうやって入力するのでしょうか?今日は、ぽちの普段使いのテキストエディタ、Emacs で多言語入力を行うメモ書きをしてみました。Linux(開発を始めたリーナスさんはスウェーデン語話者のフィンランド人でしたね)上で使う Emacs での方法なので Windowsユーザにはあまり関係無いかもしれませんけども、こんな感じです。
Sep 18, 2009
バージョン管理に Git を導入
以前にも書きましたけども、ぽちたてのバージョン管理に Git を導入しました。今までバージョン管理システムとか全然使った事が無かったので、五十歩百歩さんのアドバイスや Git入門を参考に(もちろん man gittutorial も)、おっかなびっくり使い始めています。ちょっと Git について調べてみたら、Linuxカーネルや Perl関連の開発でもバージョン管理システムにはこれが使われているみたいですね。
まだ使ったコマンドと言っても、
$ mkdir pochitate $ cd pochitate
で準備した後で、
$ git init $ git add pochitate $ git commit -m 'はじめてのコミット'
しただけなんですけどね。
どうやら Git の機能はかなり豊富そうなんですけども、それだけにどう使って良いのやら、どう使ったら便利なのやら、まだまだ全然把握出来ていません。今のところは、
$ git log
や、
$ git log -p
で、記録を見たり差分を見たりするのが精一杯です。ぽちに Git をバリバリ使いこなせる日が来るのかなあ…?
Sep 06, 2009
青空文庫ビューワー xjp2
Facelessさんのサイトの記事、青空昆布の開発を引き継ぎましたを読んで、青空昆布って何?と調べてみると、主に著作権切れの書物を無償で公開している青空文庫のテキストを PSP で快適に読む為のツールでした。今まで青空文庫というサイトの存在を知らなかったので、本好きのぽちはさっそく「アッシャー家の崩壊」のテキストデータをダウンロードして PC の emacs で読んでみましたが、ブログやメール、技術的な文書を横書きで読むのには抵抗が無いのですけども、どうも物語を読むのに横書きは雰囲気に欠けるような気がして落ち着きません。なんとか縦書きで読みたいと思って、Linux/UNIX向け青空文庫ビューワー xjp2 をソースからビルドするのに挑戦してみました。

xjp2 は素敵な縦書きビューワーなのですけども、残念な事に出力の日本語文字コードが EUC-JP の決め打ちになっていて、UTF-8 の入出力に対応していません。その為、日本語文字コードの環境を UTF-8 にしているぽちんちの debian lenny では、毎回ロケールを
$ export LANG=ja_JP.EUC-JP
してからでないと xjp2 をちゃんと使う事が出来ませんし、元に戻すにはまた改めて
$ export LANG=ja_JP.UTF-8
しなければなりません。今時の Linux の日本語環境はどれも UTF-8 が基本になって来ているのでこれはちょっと不便です。需要が少ないというのが最大の理由だとは思いますがこの日本語文字コードの問題も、debian や ubuntu で xjp2 が debパッケージ化されていない理由のひとつなのかもしれません。C に詳しければパッチを書いて開発者の方に送るんですけれども、とてもそこまでの実力は無いぽち。誰か xjp2 を UTF-8対応させた上で、ロケールを見に行って出力の日本語文字コードを変えるようにしてくれないかなあ…。
May 23, 2009
日本語字幕の付け方を覚えた
PC での動画編集にはあまり詳しく無いぽちですが、それでもうちの debian lenny にはデスクトップの動画キャプチャー用に recordmydesktop を、コーデック変換用には ffmpeg を、動画編集用には avidemux を、音声編集用には audacity を入れてあったりします。少し前にそれぞれ組み合わせて使ってみたのだけど、相当な時間とかなりの根気の要る作業に、ほんの触りだけで放り出していました。先日ふらふらと Web を眺めていたら 【Avidemux】字幕の入れ方【Tips】 - Ψ(`∀´)Ψケケケ と (´・ω・`)ショボーンというブログで avidemux で日本語字幕を付ける方法が解説されていました。
これは便利!
この記事に触発されてぽちもまた動画を作ってみようなんて気になってしまって、実際に作ってみたのがこれです。
以前動画作りはじめの時にも NetHack のプレイ動画を作ったのですけども、その時には日本語字幕を付ける方法を知らなかったので、テロップ無しの上に無音声のまま延々プレイしてるだけという寂しい物しか作れませんでした。今回もまだまだテロップが少ないせいで相変わらず寂しい動画かもしれませんが、それでも少しづつ進歩してる(ような気分に勝手になっている)と思います。
「ぽち は にほんご じまく の つけかた を おぼえた」(♪レベルアップ音)
Feb 22, 2009
lenny移行もひと段落
lenny がリリースされてから一週間が経ちました。Linux箱や Perl箱に置いてあるメモ類も lenny環境で同じように通用するかどうかの検証もとりあえずひと段落。ついでに Linux箱に新しいメモも二つ書いてしまいました。これで漸く長い間放置してしまっていた「ぷ〜ちにカキコして貰おう作戦」の AtomPub 関係の色々に手をつける事が出来そうです。懸案の WSSE認証問題も、なんとか解決の糸口が見えて来そうな予感がします。
とは言うものの、最近のぽちは本当に趣味が PC関係や Web関係ばっかりになって来てて、「このままこんなことでいいのかなあ?」なんて自問自答してしまいます。面白いし愉しいので仕方ないと言えば仕方ないのですけども、なんとなく人として(犬として?)ダメな方向に突進しているような気がしてなりません。「書を捨て町に出よう」なんて死んでも言わない本好き犬のぽちですが、趣味嗜好や感性が偏らないようにもっとバランス取らないと駄目かなあ?
Feb 16, 2009
debian lenny が安定版としてリリース
ぽちの普段使いの OS、Debian GNU/Linux が、五ヶ月も待たされてやっとこさ安定版のバージョン5.0 (lenny) としてリリース。さっそくぽちんちの PC も etch から lenny に入れ替えてみました。バージョンアップに伴い細々とした部分で勝手が違うようになってしまって、個人的には sarge (3.1) から etch (4.0) に移行した時より、今回の etch (4.0) から lenny (5.0) への移行の方が大変な印象があります。今週一週間くらいは試行錯誤して普段使いの環境を整える事になりそうです。こんな事なら中身総入れ替えじゃなくておとなしくアップグレードで済ませれば良かったかなあ?
Linux箱や Perl箱に置いてあるメモはあまり移行による影響が出そうな感じではないけれど、 一応 lenny環境で再検証してみなきゃ…。
Page 1 of 1: 1